【スタジオ・パパリン メルマガ Vol.7 2015/04月号】

≪毎日がコンサート本番!≫


2014年11月から始まったスタジオ・パパリン・ショップのメルマガ。
ショップのお客様だけでなく、皆さまにもご紹介したいと思いましてこちらにも掲載致します。

今後とも、Studio-Papalinをご愛顧のほど、宜しくお願い申し上げます。m(_ _)m (Papalin)


画像 今日で2015年も3分の1が過ぎました。早いものですね。
 メルマガ3号(1月号)で、「フェルマータは伸ばすというよりも止まる
 のだ」というお話を書きました。それと似て、今回は速度標語と言わ
 れるテンポに関するお話です。これも語源とか本来イタリアで会話
 の中で使われている意味を知ると、ちょっと嬉しく演奏できるかなと
 いうお話です。

 音楽で用いられる速度標語はイタリア語が殆どです。日本に西洋
 音楽が本格的に入ってきたのは明治時代で、ドイツからもたらされ
 ました。ドイツでは外国語であるイタリア語を輸入して使っていたの
 で、イタリア⇒ドイツ⇒日本という流れの中で、本来の意味が希薄
 になって行ったのでしょう。そうなの?と思う速度標語があります。

 皆さんよくご存知のアレグロやアンダンテやラルゴなどの速度標語
 は本来は状態や情緒を表すものでした。日本で速度標語と呼ばれ
 るもので、イタリア語でも明確に速度を表すのは、レント(Lento:遅
 い)と、プレスト(Presto:速い)くらいではないでしょうか。

ではアレグロ(Allegro)の本来の意味は何かというと、「陽気な」、「快活な」、「楽しい」、「明るい」といった意味です。私たちが連想する「速い」という意味はありません。「陽気な」とか「明るい」状態の結果として、ウキウキ気分のときの動作を想像しますと、決してゆるやかな感じではないよね、と考えて、「速く」という速度標語となったのだと私は思っています。でも、短調の曲でもアレグロってありますよね。それは上に書いたイタリア⇒ドイツという国や文化の異なる地をまたいだ言葉の伝搬の中で、本来の意味よりも速度に関する印象が残って行ったからだと考えるのが良いように思います。ちなみにヴィヴァーチェ(Vivace)も「快活な」とか「元気な」という意味です。

次に、一般的に「遅い」を表すアダージョとラルゴとグラーヴェです。アダージョ(Adagio)には「ゆっくり」という速さを表す意味もありますが「ゆるやかな」という状態を表します。ラルゴ(Largo)は「幅広い」「悠然とした」という状態のことを言います。そしてグラーヴェ(Grave)は、「低い音調の」とか「低音の」という意味です。この3つの言葉も状態を表す様であって、その結果として「遅い状態」や「遅さ」を連想しますよね。

どうやら日本語の速度標語に関しては、これらの「状態」を連想できると、音楽を奏でるには良さそうです。もちろん、どの時代のどこの国の作曲家の作品なのかも考慮に入れてということですけれど。

次回もこのお話の続きをしたいと思います。次回はちょっと悩ましいアンダンテとモデラート、そして接尾辞の-inoや-ettoについてを予定していますが、あくまで予定なので未定です。(^_^;)


スタジオ・パパリン Studio-Papalin
武藤哲也 (山の音楽家 Papalin)
http://studio-papalin.com/



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