◆IL DIVO◆ イケホウト / 聖務日課 6. 晩堂課(晩の祈り)

[CD・楽譜 Studio-Papalin]

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Victor Eijkhout (1959-) / Music for the Canonical Hours cycle of prayers throughout the day / The Hours 6. Compline
URL : http://papalin.yas.mu/W261/#M002

 
  ◇公開日: 2014年4月9日
  ◇演奏時間: 5分37秒
  ◇録音年月: 2014年4月
    上のアルファベットの曲目名をクリックして、
    Papalinの音楽室でお聴き下さい。




久しぶりにイケホウトさんからメールが来ました。最近のメールは、タイトルと楽譜の添付のみです。私がどう解釈して演奏するのかを楽しまれているのかも知れません。

新作は、組曲のように作られ続けている"The Hours"(聖務日課)の第6曲、晩堂課(晩の祈り)でした。もっともタイトルは英語で書かれていますから、"Compline"でした。Wikipediaで調べますと・・・

晩堂課(ばんどうか、ギリシア語:Απόδειπνον, ロシア語: Повечерие, 英語: Compline)は、正教会の奉神礼(時課)の一つ。教会の夕食後の奉事であり、ギリシャ語名もロシア語名も「夕食後の奉事」との語義をもつ。時課経に収録されている。

この奉事において正教徒は、夕食後、眠りに着く前に、知って犯した罪・知らないで犯した罪など、諸々の罪の赦しを神に求め痛悔し、神がこの眠りを人の罪ゆえに目覚めない眠り(死)とすることがないように願い、睡眠中に敵の誘惑から守るように霊と体への安息を求める。さらに昼間の労働で疲れた人の体にとって至福の時として、修士アンティオフの祈りにより、夜の平安と眠りを救世主に求める。また、一時的な眠りから死の眠りによる浮世との別れを想起し、憎悪をなくし、すべての人々のために祈ることも行われる。


晩堂課は正教会の時歌とありますが、ローマ教会ではどうなのでしょう。正教会では、晩課・晩堂課・夜半課・徹夜祷を総称して晩祷と呼ぶらしいのですが、カトリック教会では晩の典礼として夕方から夜に掛けて行なわれているものだそうです。イケホウトさんがComplineを作曲された背景は私には分かりかねますが、"The Hour"の一員であることは間違いありません。眠りにつく前の、一日の最後の祈りの曲です。ちなみに、ひとつ前のブログで紹介した『四旬節最後の木曜日 夕べの饗宴』 とは何ら関係ありません。

6重奏の曲で、6本のバス・リコーダーによって曲は始まります。中間部からは、それぞれの奏者がテナー、アルト、最後にはソプラノに持ち替えて演奏していきます。音域が徐々に高い方へ移っていくという構造です。古くはキリスト教の音楽は、天に向かって行ったり、神のいる天を示すのに上昇音階を使いました。一日の最後の祈りとして、そうした作曲の仕方をされた意味は何となく理解できます。


演奏録音して、彼に聴いてもらいました。

I enjoyed your performance. It's very clear.

Victor.


非常に敬虔な音楽だと感じます。



楽譜は直接戴いたものを使用しましたが、IMSLPにも掲載されました。6重奏です。



使用楽器

   ソプラノ         モーレンハウエル   グラナディラ
   アルト          メック           オリーヴ
   テナー          全音            チェリー
   バス           ヤマハ          メイプル



Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m


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