◇IL DIVO◇ Papalinが選んだ 2013 ベスト22 [後半]

Papalinが選んだ「2013年 ベスト22」 後半です。

画像
 
新年 明けまして おめでとうございます。今年も宜しくお願い申し上げます。

Papalinが選んだ、2013年演奏作品のベスト22の後半11曲を紹介します。

年初には、ひょっとしたらこの一年間で掲載曲数10,000に達するのでは
ないかと思ったのですが、そんなに容易いものではありませんでした。でも
少なくとも今年中には達成しそうです。

同じ楽器をずっと吹き続けていても、ときどきハッとすることがあるのは、
一体なぜでしょう。季節によって、天候によって、楽器の顔は変わります。
それらを見込んで演奏するというのも重要なことなのでしょう。まだまだ分からないことが沢山です。

では演奏順に後半の11曲を紹介致しましょう。




(12) 君を愛す (エドヴァルド・ハーゲルップ・グリーグ)

リクエストを頂戴して演奏&歌った曲です。ブログでも書きましたけれど、はにかむ思いで歌いました。多重録音の場合は、最初に録音する"指揮者"の音楽性でほぼ全てが決まってしまいますが、今回の指揮者は少し上に流されて棒を振っていたようです。そして私には恥ずかしがり屋の日本人の血が確実に脈々と流れているのです。
http://grappa60.at.webry.info/201307/article_14.html
http://papalin.yas.mu/W233/#M005


(13) ソナタ 第5番 (ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー)

ドイツ・バロックの中期の作曲家(オーストリア人)ですが、作品の様式は、当時のウィーンの音楽を支配していたイタリア風といって良いでしょう。この第5番のソナタは、2本のヴァイオリン、3本のヴィオラ、それにチェロと通奏低音用に書かれたものですが、リコーダーでは8フィート・アンサンブルで演奏しますと、雰囲気が近づくように思います。ちなみに後に登場するビーバーはシュメルツァーの弟子だったのではないかと言われています。2013年はこうしたバロック期の作品に取り組む機会が少なかったですね。
http://grappa60.at.webry.info/201309/article_25.html
http://papalin.yas.mu/W170/#M002


(14) アポロンへの賛歌 (デルフォイの宝物庫の石壁に刻まれた楽譜)

皆川達夫さんの著書『楽譜の歴史』と出会ったことは、2013年の主たる出来事の一つだったと思います。著書の冒頭に掲載されたのが、古代と中世の楽譜という括りでのこの曲でした。こういう作品に私は強い興味を示します。そして学術的な裏付けなしに、音を、音楽を、そしてこの場合は祭典を想像して演奏をします。歌詞も入手できましたので、歌ってみました。現代人である私たちが耳にする音楽の元は、ギリシャではなくローマ由来のものです。ここで取り上げたギリシャの音楽が世を席巻していたならば、西洋音楽はどう発展していったろう・・・などと思いを巡らせてみるのです。
http://grappa60.at.webry.info/201310/article_4.html
http://papalin.yas.mu/W708/#M101


(15) 我が思いは希望の翼 (ジョン・ダウランド)

こちらも前述の著書『楽譜の歴史』で出会った曲です。アンサンブルのそれぞれのパートの音を1枚の大きな紙(どの程度の大きさのものかはわかりませんが…)に4方向から見られるように工夫して書かれた楽譜が印象的でした。こういう曲ではリュートが弾けたらなぁとも思いますが、新たなチャレンジには重い腰が動こうとしません。さて、興に任せて3テイクを載せましたが、どれがお好みでしょう。
http://grappa60.at.webry.info/201310/article_20.html
http://papalin.yas.mu/W708/#M116V45


(16) ザルツブルク大聖堂祝典 53声ミサ (ハインリヒ・ビーバー)

同じく『楽譜の歴史』に掲載された楽譜に基づいて演奏した曲ですが、私が演奏しているのは、このミサ曲の冒頭のキリエの一部分です。53声のミサ曲というのが実際にあったということは、実際に歌われた、つまり典礼に用いられたか、典礼ではないまでもキリスト教の世界において宗教的に演奏されたということで、それは凄いことだと思います。内部事情ですが、実は私が使っている多重録音機の一つがBOSSのBR-1180という全部で10トラックのレコーダーなのですが、このレコーダーを使って、理論的には無限に音を重ねられる方法を習得した曲でもありました。そうです、いままでは指揮者分の1トラックを除いた9重奏を最大としていました。操作は幾分複雑になり、ミックス・ダウン後の音のバランスを想定しながら重ねていかねばならないのですが、兎にも角にも、これからは声部の数を気にしないでできるということを体得した作品でもありました。ちなみに録音したキリエの部分は、16声の肉声とコントラバス・リコーダーでの通奏低音からできています。
http://grappa60.at.webry.info/201310/article_33.html
http://papalin.yas.mu/W708/#M131V64


(17) 「クラブサン奏法」より 前奏曲第5番 (フランソワ・クープラン)

同じく『楽譜の歴史』に掲載された楽譜に基づいて演奏した曲です。私は色んな楽器のために作られた作品を、あえてリコーダー・アンサンブルに拘って演奏をしています。そのこと自体をナンセンスと思われる方もいらっしゃると思いますが、作曲家が特定の楽器のために、その楽器の特性を活かして作曲したことは重々承知の上でリコーダーで演奏しています。リコーダーの可能性を否定したくないし、結果として「やっぱりリコーダーだと厳しいね」とか「ここは作曲家の期待する表現はできないな」とかあったとしても、それがまた面白い・・・そんな実験的なことがあっても良いのではないかと考えています。クラブサンの曲をリコーダーで演奏して「やっぱりクラブサンでないと・・・」と言われるのは仕方ないですが、リコーダーだとどう演奏すれば表現できるのかを考えることの方が、私は楽しく有意義な時間を過ごしていると感じています。
http://grappa60.at.webry.info/201310/article_33.html
http://papalin.yas.mu/W708/#M131V66


(18) ドイツ語モテット Op.62 (リヒャルト・シュトラウス)

こちらも『楽譜の歴史』に掲載された譜例からの演奏です。もしこの著書に出会わなかったら、もしこの譜例が掲載されていなかったら、リヒャルト・シュトラウスにこんな美しい曲があるなんてことを知らずにいたでしょう。ここでは部分的にしか演奏していませんが、いつか全曲を、できたら歌ってみたいとも思っています。
http://grappa60.at.webry.info/201310/article_36.html
http://papalin.yas.mu/W708/#M134


(19) いつも雨のち何度でも晴レルヤ [ごちそうさん&千と千尋の神隠し]

NHKの朝ドラ「ごちそうさん」の主題歌を聴いたときに、「これ千と千尋の神隠しの、いつも何度でも」という曲に似ているなと感じました。そこで合体させてみたのがこの作品(?)です。割と素直に受け入れられたようで、ホッとしています。 (#^.^#)
http://grappa60.at.webry.info/201310/article_55.html
http://papalin.yas.mu/W236/#M002V57


(20) もったいないとらんど/きゃりーぱみゅぱみゅ (中田ヤスタカ)

ヤマハの『月刊ピアノ』という音楽雑誌に出会ったのも、2013年の大きな出来事でした。そしてその出会いは2014年の演奏曲目としても続いていくものと思われます。きっかけは、姉のピアノ教室のテーブルに上にあったのをペラペラ見ていましたら、比較的簡単なアレンジで、名曲が載っていることでした。中でも私の目に留まったのは「プチJAZZアレンジ」のシリーズでした。さらに、長年楽譜を手に入れたいと思っていたラジオ体操の楽譜が、この雑誌に掲載されていたことをたまたま古本屋さんで見つけて一人ほくそ笑んだことが第二のきっかけでした。非常に安価な値段で、ピアノ用にアレンジされた数々の曲の楽譜が掲載されていて、思わずとりこになってしまったというわけです。沢山演奏した中から1曲だけを選ぶとしたら、この雑誌と出会わなければ絶対に…という理由で、きゃりーぱみゅぱみゅの曲です。演奏後から頭の中を独占して鳴り続けると言った重度後遺症を伴う彼女の歌ではありますが、それも良しです。最近のAKB48の何曲かも捨てがたいですね。この雑誌のおかげでJ-POPに少し強くなりました。編曲の意外さ大胆さという点では、ホルストの「木星」も捨てがたいし、同シリーズのフランツ・リストの「巡礼の年」は演奏の出来から言うと良くはありませんが、魅力的な曲でした。
http://grappa60.at.webry.info/201311/article_43.html
http://papalin.yas.mu/W267/#M002V12


(21) 赤いサラファン (ロシア民謡)

東京音楽書院から出版された、リコーダー・カルテット」の楽譜を使って演奏したシリーズの中の一曲です。この曲はノスタルジーに浸りながら演奏した曲でした。ロシア民謡は子供の頃によく聴いた記憶があります。自宅が母の所属していた女声コーラスの練習場であったことや、小学校でも何曲かを歌ったような気がします。このシリーズ、いろいろ出ています(いました)が、いままで演奏した何冊かの中では、ポピュラー編のアレンジが最も魅力的だと感じています。磯崎敦博さんのアレンジに力を感じます。
http://grappa60.at.webry.info/201312/article_10.html
http://papalin.yas.mu/W205/#M003V10


(22) 枯葉 (ジョゼフ・コズマ)

さて、最後の一曲となりました。年末になって演奏した「スーパー・リコーダー・カルテット」の演奏曲を集めた曲集から選んだのがこの一曲です。演奏したのは暦の上ではディセンバーでしたが、まだ雪が降る前で、我が家から見える林の木立は枯れそびれた枯葉がついていたり、すっかり葉を落としていたりという時期でした。東京ではきっとまだ銀杏が紅葉しているのだろうななどと季節の違いを感じながらの演奏でした。リコーダー・カルテットのために編曲された素晴らしい作品だと思います。
http://grappa60.at.webry.info/201312/article_17.html
http://papalin.yas.mu/W205/#M101V02




というわけで、22曲を選びました。こうして改めてこれらの曲の演奏を自分で聴いてみるのも一興です。一年を振り返ってというのは必要なことですね。あ、キース・ジャレットを入れるの忘れた!

2013年、本当にありがとうございました。
2014年も頑張ります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。 



"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""



Papalinの一風変わった人生を応援して下さる方、
この写真(↓)をポチッと押して下さると嬉しいです。 m(__)m

にほんブログ村 音楽ブログ 楽器・音楽機材へ
にほんブログ村
 ◇IL DIVO◇ Papalinが選んだ 2013 ベスト22 [前半]

この記事へのコメント

ミール
2014年01月02日 16:51
枯葉がやはり入っていました(^^)v 私も1票!手が治ったら一番に練習したい曲ですが、全く治る気配もないのが辛いです 正月早々がっくり・・・ (44分前)
Papalin
2014年01月02日 16:52
◆◆ ミールさん、気長に生きましょう。枯葉は来年も必ず生成されますから。(^_^;) この枯葉の曲、アレンジがいいですよね。(#^.^#) (14秒前)
ichi
2014年01月05日 08:22
リヒャルト シュトラウスは、ボクも迷いました。ただ、10に決めて選ばないと、恐ろしく時間がかかります。ライバルが末広がりに増えるからです。ザルツブルク…は、これをきっかけに、youtubeも見にいきました。近藤穣は、迷いませんでした。千と千尋の…ハレルヤは、受け入れていません(笑)
Papalin
2014年01月05日 09:54
◆◆ ライバルが末広がりに増えるからです。

ichiさん、ありがとうございます。
確かに、その通りですね。私は数を決めないで、端から「あ、これも。これも…。」と選んだ結果でしたから。

> 千と千尋の…ハレルヤは、受け入れていません(笑)

はだ修業が足りませんね。 (#^.^#)