◆IL DIVO◆ 31: 『楽譜の歴史』 近代記譜法 【山田耕筰 自筆楽譜】

≪毎日がコンサート本番!≫

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Music Gallery 4.Modern staff notation - 5.Yamada Kosaku original score
URL : http://papalin.yas.mu/W708/#M135

 
  ◇公開日: 2013年10月21日
  ◇演奏時間: 34秒
  ◇録音年月: 2013年10月
    上のアルファベットの曲目名をクリックして、
    Papalinの音楽室でお聴き下さい。





『楽譜の歴史』の本に、初めて日本人の作曲家の楽譜が登場しました。とはいっても、西洋での楽譜の歴史の上に乗った日本人の楽譜ということなので、特筆すべき点はないと思います。"楽譜"をヨーロッパに限らず広く世界に目を向ければ、中国や我が国をはじめ、世界にはさまざまな楽譜が存在しますので、日本古来の書き方によるものを登場するでしょう。皆川達夫さんの著書では、最初からヨーロッパにおける・・・と断っておられました。



【71.戯曲<指鬘外道> 第2幕への前奏 (山田耕筰 作曲) (20世紀 日本)】

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山田耕筰(1886-1965)が1920年(大正9年)5月に作曲した戯曲<指鬘外道>(しまんげどう 柳原白蓮作)への音楽です。第2幕のはじまりで、ドイツ語によって<第2幕への前奏>(Einleitung zum zweites akt )と記されています。音符は性格で、かつ流れるように美しく、作曲者の人柄を偲ばせます。赤の音符も山田自身によるもので、おそらくこの作品による管弦楽組曲のための加筆と思われます(遠山音楽図書館所蔵)。

現代譜を探しましたが、見つかりませんでしたので、この写真の楽譜で演奏してみました。皆川さんが仰るように、読みやすい実用にたえうる楽譜ですので、拡大コピーして問題なく読めました。

そうして演奏してみますと、2度をぶつけたハーモニーは和(日本)を感じます。山田耕筰は、様々な西洋音楽を耳にし、楽譜も見ていたことでしょうけれど、まるで西洋のオペラの日本版といったような、こうした戯曲への音楽付けも行っていたのですね。最近私は、現代の日本人の作曲家によるリコーダー・アンサンブル曲の演奏を行っていますが、そうした作曲家の方々の音作りの原点は、まさにここにあるのではないかと感じた次第です。皆川達夫さんが、20世紀の音楽の楽譜として、この日本人である山田耕筰の作品を取り上げたのも、嬉しく感じました。演奏可能なところが短くて残念です。



楽譜は、音楽之友社のISBN4-276-38008-1 C0073を使用しました。



使用楽器

   ソプラニーノ      キュング         ローズウッド
   ソプラノ         モーレンハウエル   キンゼカー(メイプル)
   ソプラノ         モーレンハウエル   グラナディラ
   ソプラノ         フェール         パリサンダー
   アルト          モーレンハウエル   キンゼカー(メイプル)
   アルト          メック           オリーヴ
   テナー          モーレンハウエル   キンゼカー(メイプル)
   テナー          メック           ボックスウッド
   テナー          全音            チェリー
   バス           ヤマハ          メイプル
   グレートバス      キュング         メイプル
   コントラバス       キュング         メイプル

   チェンバロ       ギタルラ社        フレミッシュ・タイプ
   鍵盤ハーモニカ    鈴木楽器         メロディオン
   ギター          クラシック・ギター
   打楽器         大小ジャンベ、鐘等



Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m



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