◆IL DIVO◆ 17. 和音連結

≪毎日がコンサートの本番です≫

画像
Die Vier Weltalter Der Musik (Walter Wiora) 17. Harmony connection
URL : http://papalin.yas.mu/W708/#M017

 
  ◇公開日: 2012年12月29日
  ◇演奏時間: 11分7秒
  ◇録音年月: 2012年12月
    上のアルファベットの曲目名をクリックして、
    Papalinの音楽室でお聴き下さい。(視聴・試聴)




第17節の譜例のタイトルは、「和音連結」です。

直接は関係しませんが、著書からの引用です。

16世紀までは、作曲家が分担し指示したものは、ピッチとリズム、およびポリフォニーを書き留めることに限られていた。やがて、とくに1600年以降になると、それは音響的な前景および音楽の精神的物理的な背景を包括するように広まった。いまや作曲家は強弱の記号にによって音量を決定するようになったのである。最初は、全体を部分ごとにフォルテとピアノで対照させたが、18世紀の中葉以降になると、強弱変化をますます段階的に行うようになり、ピアニシシモからフォルテシシモまでが用いられ、突然の変化ばかりでなく、クレッシェンド、ディミヌエンドのような漸時的な増大や現象も指示されるようになった。また作曲家は、テンポ、アゴーギグ、および演奏に用いるべき楽器を明確に示すようになった。こうして作曲の性格が変わったのである。あいまいな作曲、つまり特定の楽器を想定せず、また楽器で弾いても歌ってもよいというような選択の自由を残した作曲に代わって、それは、音の構造と同様に、音色的構成についても充分明細に書き示された作品になったのだった。器楽様式と声楽様式が区別されるに従って、アンサンブルやオーケストラの様式、ピアノ、オルガン、ヴァイオリン、フルートのための作曲様式などすべてのものが、以前よりもさらに区別されるようになった。こうしてすべての楽器が、それぞれのレパートリをもつようになったのである。これに対して以前の器楽曲では、そのだいぶぶんが「楽器の指示」をもたない声楽作品の転用であり、同一の曲が、歌ってもいいし、またオルガンその他の鍵盤楽器で演奏してもよいという意図をもつものであった。


今回の「著書の譜例の演奏」に限らず、私の演奏活動は、こうした考えとは逆行していますね。(^^♪



前半は、つい最近取り組んできた中世音楽のおさらいのような感じです。
モーツァルト、ワーグナーまでは論理的な世界、ドビュッシーの譜例以降は、非論理的な世界。
そんな歴史が、この節の譜例から見えますね。



画像画像
【 17. 和音連結 】



曲目

  1.a. 中世初期から後期までの定型 1. 静止
     Fixed form of the Medieval Music 1. Immovable
  1.b. 中世初期から後期までの定型 2. 振動
     Fixed form of the Medieval Music 2. Vibration
  1.c. 中世初期から後期までの定型 3. 平行オルガヌム 
    Fixed form of the Medieval Music 3. Parallel Organm
  1.d. 中世初期から後期までの定型 4. 反進行オルガヌム
     Fixed form of the Medieval Music 4. Contrapuntal motion Organum
  1.e. 中世初期から後期までの定型 5. フォブルドン
     Fixed form of the Medieval Music 5. faburden
  1.f. 中世初期から後期までの定型 6. 四声部終止
     Fixed form of the Medieval Music 6. Cadence by 4-part
  
  2. 近代西洋の論理的和声進行 交響曲 第40番ト短調 (モーツァルト)
     Logical harmony progress of the modern West Europe 1.Symphony g-minor K.550 (W.A.mozart)
  
  3. 近代西洋の論理的和声進行 《トリスタンとイゾルデ》 (ヴァーグナー)
     Logical harmony progress of the modern West Europe 2."Tristan und Isolde" (R.Wagner)
  
  4. 論理的和声進行からの離脱 《荒れた寺にかかる月》 (ドビュッシー)
     Secession from Logical harmony progress 1."Et la lune descend sur le temple qui fut"
     - Images (2ème Série) (Claude Achille Debussy)
  
  5. 論理的和声進行からの離脱 シェーンベルク
     Secession from Logical harmony progress 2.Sámuel Schönberg
  
  6.a. ヴァーグナー以降の不協和音 《トリスタンとイゾルデ》(ヴァーグナー)
     Discord since Wagner 1."Tristan und Isolde" (R.Wagner)
  6.b. ヴァーグナー以降の不協和音 ヴァーグナー
     Discord since Wagner 2. R.Wagner
  6.c. ヴァーグナー以降の不協和音 マーラー
     Discord since Wagner 3. Gustav Mahler
  6.d. ヴァーグナー以降の不協和音 スクリャビン
     Discord since Wagner 4. Alexander Scriabin
  6.e. ヴァーグナー以降の不協和音 バルトーク (1)
     Discord since Wagner 5. Bartók Béla Viktor János
  6.f. ヴァーグナー以降の不協和音 バルトーク (2)
     Discord since Wagner 6. Bartók Béla Viktor János


使用楽器 (A=440Hz)

   ソプラノ       モーレンハウエル   グラナディラ
   アルト        メック           オリーヴ
   テナー        全音           チェリー
   バス         ヤマハ          メイプル
   グレートバス    キュング         メイプル
   コントラバス     キュング         メイプル




Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m



"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""



Papalinの一風変わった人生を応援して下さる方、
この写真(↓)をポチッと押して下さると嬉しいです。 m(__)m

にほんブログ村 音楽ブログ 楽器・音楽機材へ
にほんブログ村
 

この記事へのコメント