◆IL DIVO◆ 9. 広く普及した古代の8小節メロディ
≪毎日がコンサートの本番です≫

Die Vier Weltalter Der Musik (Walter Wiora) 9. Ancient eight bar melody that spreaded widely
URL : http://papalin.yas.mu/W708/#M009
◇公開日: 2012年12月22日
◇演奏時間: 1分53秒
◇録音年月: 2012年12月
上のアルファベットの曲目名をクリックして、
Papalinの音楽室でお聴き下さい。(視聴・試聴)
第9節は、「広く普及した古代の8小節メロディ」と題された譜例が掲載されています。
ヨーロッパの19世紀における音楽の特徴とその背景について、著者はおんな風に分析している。
近代に起こったこれら一連の復活(内容略)によって、歴史に関する西洋の世界的意識が著しく発達し、全人類の音楽遺産の収集が始められた。最初に、人文主義的な古代へ、古い教会音楽へ、グレゴリオ聖歌およびパレストリーナからバッハに至るポリフォニーへの回顧が行なわれた。ここでもまた、研究と古い作品の復活、古い様式の再生が相互に協力し合った。音楽史に対する認識と研究は、研究および教育においていっそう大きな主導権を握ったのであった。
古代文化の典型的な人文主義の復活において、それぞれの再生結果は、ある時代を変形させる母型となった歴史的形態、すなわちひとつの衰微として現われ、そして現在に至るまでふたたび新しい開花を準備すべく歴史の進路を上向きに変えるという課題を課されているような、介在的な期間を開花させたのであった。
拍子の概念があり、フレーズの概念があり、もちろん終止の概念があり・・・。こういうことは何も音楽学のような学問が存在しない中でも誕生しうるものなのですね。心地良い・・・それが音楽の根源であったなのかも知れないし、近代のヨーロッパではこうした古いものをもう一度見つめ直してみようという活動に至ったことにも合点せざるを得ません。
1曲目の動物ダンスという名称は著者がつけたものかも知れませんが、狩猟に基づく曲であり歌であることは容易に想像がつきます。
2曲目のパミール高原の曲は、やっぱり雄大な草原の景色が目に浮かびます。
IL DIVO Papalin のウェブサイトではお馴染みの3曲目「セイキロスの歌」も、こうして"仲間たち"と共に登場しますと、従来抱いていた印象とはまた異なった雰囲気を感じます。
曲目
1. 動物ダンス(北アメリカ・インディアン)
Animal dance (North American Indian)
2. パミール(中央アジア)
Pamir Mountains (Central Asia)
3. セイキロスの歌(エピタフ,起源1世紀)
Song in Seikilos (Epitaphe, 1c.)
使用楽器 (A=440Hz)
ソプラニーノ キュング ローズウッド
ソプラノ モーレンハウエル メイプル(キンゼカー)
テナー 全音 チェリー
打楽器 アジアのジャンベ(大)、アジアのマラカス
Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m
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