◆IL DIVO◆ ゲレーロ / 8声のモテット

≪生演奏を公開しています≫

画像
Francisco Guerrero (1528-1599) / Motetto a8
URL : http://papalin.yas.mu/W064/#M044


  ◇公開日: 2012年1月8日
  ◇演奏時間: 9分31秒
  ◇録音年月: 2012年1月 (50歳)
   上のアルファベットの曲目名を
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    からお聴き下さい。(視聴?・試聴?)



もっともゲレーロらしい曲に出会いました。
4声も5声も、ゲレーロらしさは感じるのですが、
私の中のゲレーロ像とはやや違って、
もっともっと・・・と訴えていました。

一体何が違うのでしょう。

私のゲレーロの印象は、曇りのない透明感溢れる音楽でした。この曲を演奏する前には、おそらくそうした印象とは裏腹に、8声のような厚さの音楽ですと、ましてや合唱ではなくてリコーダー・アンサンブルでの演奏だと、あのゲレーロのピュアな音楽ではないのではないかと思っていました。ところがどっこい、6声のシリーズを飛び越して、この8声の曲を演奏したことは大正解でした。私の中のゲレーロが、そこにはしっかりと鎮座していました。



何はとまれ、演奏することに決めたのですが、SSAATTBBという編成を8フィートで演奏したら、おそらく低音の4声部がぐちゃぐちゃしてしまって、美しいハーモニーにはならないのではないかというものでした。ですので、この曲は4フィート・アンサンブルで演奏することに決めました。

いつものように、上のパートから順番に音を重ねていったのですが、経験的に、こうした多重奏の場合は、たった一人の演奏者の不出来が、後々のハーモニー形成に大きな悪影響を及ぼすということを知っていましたので、最新の注意を払いながら重ねて行きました。そこで新たな発見がありました。それはアルト・リコーダーです。ソプラノとアルトは、私の耳にはハモっている状態が良く判別できないでいました。ところが、今回はいつもは高いと思っていたメックのオリーブのアルト・リコーダーの中間のGの音が実は低かった(恒常的にではなくて、ある和音の中での話です)なんてことも気づきました。これは一つの収穫でした。8声全部を重ねてから聴いてみますと、いつもよりアルトの音が聴こえないと思いました。これは音量を下げたのではなく、ハーモニーの中にきちんと収まっているということなのでしょう。これだけで満足でした。

さて、4フィートでの演奏が終わりましたら、8フィートでも演奏してみようと思いました。というのは、この曲を演奏する前に抱いていた、8フィートでは失敗するかもしれないという思いが薄らいだのです。その具体的な理由は、ポリフォニックな曲なので、低音4声によるドミソドのような---私に言わせれば忌避すべき---和音は使われていないことが上げられます。そしてもう一つは、係留音を使っている箇所しか不協和音がない、その透明さにあると思います。たとえば8声だから、最終音も無理無理8つの音を出す必要はないのですね。ブルックナーだったら8音にするでしょうけれど、ゲレーロにはセンスの良さを感じます。時代としての音楽がそういうものだったのかも知れませんけれど。

ということで、8フィート・アンサンブルの方も、なかなかいいなと思いました。
テクニック的な難易度は低い曲ですが、合唱やオルガンでの演奏を凌駕する難易度は高い曲です。



楽譜は、エオリアンさんから借用しました。



Papalinの多重録音でお聴き下さい。m(_ _)m



曲目

   Regina caeri  [4 feet ensemble]
   Regina caeri  [8 feet ensemble]



使用楽器 (440Hz)

   ソプラノ     モーレンハウエル(グラナディラ)
   アルト      メック(オリーブ)
   テナー      全音(チェリー)
   バス       ヤマハ(メイプル)
   グレートバス  キュング(メイプル)
   コントラバス   キュング(メイプル)



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