◇IL DIVO◇ 2009 笛 ベスト10 [パート1]

Papalinが選んだ「2009年 笛のベストテン」をご紹介します。


Papalinの演奏をお聴き下さった全ての方に感謝致します。
この一年間の演奏作品で、Papalin自身が印象に残っている作品を、その理由も含めてご紹介したいと思います。皆さまの印象に残っている作品がもしございましたら、コメント、メッセージ、メール等で教えて戴けますと嬉しく思います。





(1) 戦い / ペドロ・デ・アラウホ

リコーダーの作品の方は、年代順に並べてみます。
まずは、北御門文雄さんの「リコーダー四重奏曲集」の初級編と中級編から一曲選びました。数ある作品の中から一曲を選び出すのはしんどいですね。この曲を選んだ理由は、戦いをテーマにした曲が、ルネサンス時代の交響詩であり、オペラであるということに気づいたという意味から、Papalinにとっては新鮮な感覚がありました。以前は、ドドドドドだとかミミミミミだとかが続く"嫌な"曲だなという印象だったのですが、それも払拭しました。でも演奏会で取り上げるにはしんどそうな曲です。多重録音でもなかなか合わなくて、パパルテット解散の危機でした。(^_^;)

ほかにも、北御門さんのこのシリーズには、初級編でも、マイネリオなど印象に残っている曲があります。初級編といって決して馬鹿にしてはいけませんね。こうした曲をばっちり聴かせてくれる素人のリコーダー・アンサンブルには、中々出会いませんものね。

そうそう、この戦いシリーズを演奏しているときに思ったのは「これが中級だとしたら、上級なんて手が出ないかも・・・」ということでした。その通り、上級編は遅々として進まず・・・です。

画像
Batalha / Pedro de Araujo (17 Century)
URL : http://papalin.yas.mu/W207/M008/

  ◇公開日: 2009年12月27日
  ◇演奏時間: 5分51秒
  ◆録音日: 2009年12月 (48歳)
   上のアルファベットの曲目名を
    クリックして、Papalinの音楽サイト
    からお聴き下さい。(視聴?・試聴?)










(2) バッハ / ブランデンブルク協奏曲 第3番

しかし、このシリーズは強烈な写真が続くもんですね。「歌のベストテン」の一枚目もひどかったけれど、こちらまで尾を引いています。どの曲を選んだとしても、その傾向は変わらないかもしれませんね。

さて、年代順に並べますと、次はもうバッハの登場です。2009年にはバッハの作品が充実しました。IL DIVO Papalinのサイトでも、あらたなカテゴリーとして独立しましたしね。その中から選ぶとしましたら、この第3番です。6曲あるブランデンブルク協奏曲の中でも、3番と6番はいぶし銀のような作品です。2番や4番、5番が嫌いなわけではなく、両極端に位置する作品たちとして認識しています。3番を選んだ理由は、いぶし銀のような作品を、Papalinなりに、いぶし銀らしく演奏できたかなという思いからです。

低音リコーダーが活躍する曲。ブレスが大変だとか、運指が難だとか、いろいろ言い訳はありますが、浅田真央の取った銀メダルの価値と、この曲の価値は似ていると思います。そういえばこの曲は僕と同じく浅田真央が大好きなichiさんからのリクエストで演奏した曲でした。(^-^ )

画像
Brandenburg No.3 1st mov. / Bach
URL : http://papalin.yas.mu/W218/

  ◇公開日: 2009年01月12日
  ◇演奏時間: 6分13秒
  ◆録音日: 2009年01月 (47歳)
   上のアルファベットの曲目名を
    クリックして、Papalinの音楽サイト
    からお聴き下さい。(視聴?・試聴?)










(3) バッハ / ゴールトベルク変奏曲から 第30変奏

ゴールトベルクを笛で全曲演奏しようなんて、大それたことを企てたものです。基本的に各声部に分かれいる曲なので、管楽器でも演奏しやすい作品ということになりますが、理論と実践は殆どの場合別物でして、苦労しました。

30の変奏曲の前後にアリアがついて、全32曲。バッハらしく計算された構成の作品です。この中から一曲だけ選ぶとしたら、第30変奏のクォドリベットでしょうか。あぁもう終わっちゃう、オリンピックの舞台でフリーの演技をしていたときの鈴木明子の心境と似ていたかもしれません。そして、この第30変奏だけ、ほかの変奏曲とちょっと違うんですね。それも新鮮でした。

画像
Variation 30
URL : http://papalin.yas.mu/W218/M988/

  ◇公開日: 2009年01月09日
  ◇演奏時間: 1分54秒
  ◆録音日: 2009年01月 (47歳)
   上のアルファベットの曲目名を
    クリックして、Papalinの音楽サイト
    からお聴き下さい。(視聴?・試聴?)










(4) ボワモルティエ / トリオソナタ 第4番

バッハより4歳年下のボワモルティエの作品。フルートの作品なので、アルト・リコーダー3本で演奏される曲です。こうした編成の演奏は、IL DIVO Papalinのサイトでは珍しい部類に入ります。

第1番は、2008年に苦手なボイスフルートで演奏してみました。Papalinはタンギングが下手で、強すぎるので、繊細な斎藤さんの楽器は苦手でした。でも、極力柔らかなタンギングをしようと、それだけを心掛けて演奏した作品です。ところどころ音がひっくり返ってはいますが、Papalinにはそうした意味で想い出深い曲でした。

でもって、続く5曲の展開をしたのが2009年でした。この第4番はモダンピッチではありますが、新しいテノールの楽器がよく響いていると思います。楽器自体は斎藤さんのボイスフルートによく似ていて、非常に繊細です。全音の桜材の楽器のように、音程も含めて割りと容易にコントロールできる楽器ではなく、特にフラット4つの音の中で致命的な音程の音がありました。致命的というのは、替え指で対処することができず、ほんの少しホールを空けるしか手立てがない音のことです。これには手を焼きました。殆どの場合、その方法ではターゲットの音程に当てることができずに失敗しますので、演奏では使えません。ちなみに本村先生はルネサンス・リコーダーで、これを完璧にこなされていました。敬服です。完璧な楽器なんてないんですよね。腰と首の椎間板ヘルニアを抱えながら、明るく生きているPapalinのようなものです・・・って自分で言うと、いかにも薄っぺらです。
ぺこ <(_ _)>

画像
Joseph Bodin de Boismortier / TRIO SONATA Op.7 No.4
URL : http://papalin.yas.mu/W220/

  ◇公開日: 2009年06月07日
  ◇演奏時間: 14分13秒
  ◆録音日: 2009年6月 (47歳)
   上のアルファベットの曲目名を
    クリックして、Papalinの音楽サイト
    からお聴き下さい。(視聴?・試聴?)










(5) ノード / ソナタ 1

というわけで、ヴォイスフルートがちょっとだけ吹けるようになったぞ!という作品がこちらのノードです。ヴォイスフルートがフランスものによく合うと思うのはPapalinだけでしょうか。IL DIVO Papalinのサイトの中でも、VFが登場するのは、フランスの作品が多いですね。

この曲集は、高校生の頃に所属していたリコーダー・アンサンブルを中心とした「室内コンツェルト」に楽譜がありまして、わっちゃん(wat392さん)とよくデュエットしました。以来遠ざかっていましたので、それこそ30何年か振りで演奏しました。当時はもっと素直な演奏をしていました。

ノードは前述のボワモルティエの一つ年下、バッハより5歳下です。

画像
Jacques Christophe Naudot (?-1762) / Sonate I
URL : http://papalin.yas.mu/W208/

  ◇公開日: 2009年11月7日
  ◇連続演奏時間: 10分45秒
  ◆録音日: 2009年11月 (48歳)
   上のアルファベットの曲目名を
    クリックして、Papalinの音楽サイト
    からお聴き下さい。(視聴?・試聴?)










(6) フィリドール / ソナタ ニ短調

1726年生まれの作曲家、フィリドールのソナタ。若い頃に演奏して以来、遠ざかっていたのですが、yasさんから楽譜をお借りして再会しました。思いもひとしおです。

困ったことがあります。バロックのソナタを、リコーダーだけの多重録音で演奏できるというきっかけができてしまいました。これはPapalinには充分に困ったことなのです。本当に困ったことなのです。どうしようもなく困りました。

画像
Sonata d-minor for Recorder and B.C. / Philidor
URL : http://papalin.yas.mu/W104/

  ◇公開日: 2009年5月2日
  ◇演奏時間: 8分43秒
  ◆録音日: 2009年5月 (48歳)
   上のアルファベットの曲目名を
    クリックして、Papalinの音楽サイト
    からお聴き下さい。(視聴?・試聴?)










さて、今日は茅野市民館でコンサート、歌を歌ってきます。
ちょうど時間となりましたので、続きはまた。(^-^ )


"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""



Papalinの一風変わった音楽を応援して下さる方、
このボタンをポチッと押して↓下さると嬉しいです。 m(__)m

にほんブログ村 音楽ブログ 楽器・音楽機材へ

 

この記事へのコメント

ichi
2010年02月28日 15:05
冒頭にペドロ・デ・アウラホの戦いをもってきたところにバトルの予感!!血沸き肉踊る!!戦いのはじまり・・・
これは、私が才気を感じないとか辛辣なコメントを書いた楽曲です。個人的には世に名高き戦いの方が好きですが、北御門文雄もこの曲を戦いの最後にもってきているので、楽曲の良さが判るにはまだ聴き込みが足りないということかもしれません・・・
・・・あれっ戦いは終わっているの?

・・・じゃ戦いの続きはドラゴンクエストで。
nyankome
2010年02月28日 20:24
こちらも10曲選ぶのは大変だったでしょうね。
《ブランデンブルク協奏曲》、先日全曲演奏のコンサートに出掛けてきました。そこで発見したのは3番、6番の美しさでした。派手な1、2、5番もよいのですが、仰るように「いぶし銀」のような作品です。Papalinさんには是非、4番、6番の録音も是非お願いしたいです。
2010年03月01日 19:38
浅田真央ちゃんのように、難度の高い局に
チャレンジするのですね。
北御門文雄さんの上級曲、きたいしていますね。

ところで、biglobeのサーイイサラ3月号届きました?
P11、載ってます。
yuri
2010年03月03日 10:35
昨年の数々の演奏曲、最もカウントが多い曲は…(^^)ニコ
Papalinさんにとって大切な日の演奏でした。
改めて祝福
Papalin
2010年03月03日 23:24
◆◆ 聴き込みが足りないということかも

ichiさん、ありがとうございます。
IL DIVO Papalinの二番目のヘヴィ・リスナーに対して失礼なことかと思いますが、もっと聴き込んで戴きたいと思います。楽譜をお持ちなら、その楽譜の美術的な美しさにも感じてもらいたいと思います。

アラウホ、只者ではありませんよ。
この一曲しか知りませんが・・・。
(。^。)コケ!
 
Papalin
2010年03月04日 19:46
◆◆ 発見したのは3番、6番の美しさ・・・

nyankomeさん、ありがとうございます。
このブログに書きましたことを、実感されたのですね。本当にそう思います。僕は、若い頃(ブランデンブルク協奏曲に出会った頃)は、3番や6番は眼中の外にありました。歳を取ったということなのでしょうか、この2曲のいぶし銀のような光が大好きです。(^-^ )
 
Papalin
2010年03月04日 19:55
◆◆ 難度の高い局にチャレンジするの・・・

takasiさん、ありがとうございます。
何度の高い局だと、ずっと独身を貫き通してきた超美人という感じがしますが・・・。
……(o_ _)o パタッ

それは冗談ですが、テクニックではなく、精神的に難易度の高いもの、そういう音楽に挑んでいきたいと思っています。

> サーイイサラ3月号

ごめんなさい、それ、知りません。
でも、きっと素敵なブログが紹介されたのでしょうね。ブラウニーたちも喜んでいるのではないでしょうか。(^-^ )
 
Papalin
2010年03月04日 20:46
◆◆ Papalinさんにとって大切な日の演奏

yuriさん、ありがとうございます。
『さて、大切な日とは、何月何日だろう?』
そう考えて、僕が捜した日は、その順番に・・・
1.自分の誕生日
2.妻の誕生日
3.娘の誕生日
4.両親の命日
でした。

あぁそうか、もう一つ記念日が増えたっけ。そう思い直して、ドンピシャでした。

もうすぐ、その記念日がやってきます。
一周忌です。
(^_^;)